セミナーとワークショップの違いとは?それぞれの事例も紹介

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「セミナー」と「ワークショップ」は混同されがちですが、実は意味が異なります。ここではそれぞれのメリット・デメリット、海外での事例などをご紹介します。これから会社でセミナーやワークショップを開催したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

セミナーとワークショップの違い

セミナーとワークショップはともに参加者の集客や講師のアサインが必要な点は共通していますが、参加者の関わり方や情報の伝達のし方に大きな違いがあります。

セミナーとは

ビジネスにおけるセミナーとは、主催者が参加者に対して有益な情報を提供したり、説明する場のことを言います。

ビジネスの領域で用いられるセミナーでは、有識者や専門家を講師として招き、受講者が講師の話を聞くというスタイルが一般的です。

参加人数に明確な定義はありませんが、おおむね50人以下と講演会よりも小規模なケースが多く、質問などは随時、または質問時間を設けて積極的に受け付けるのが一般的です。セミナーによっては講師との個別相談ができる時間を設けているものもあります。

ワークショップとは

ワークショップはもともと演劇や美術の世界でよく行われていた方法で、専門家だけでなくその分野に関心を持つ人々も参加し、共同で創作活動を行うものです。

最近ではビジネス分野でもワークショップの手法が取り入れられるケースが増えています。ワークショップはセミナーと比べて参加者の体験が重視される傾向にあり、専門家による一方向的な知識の伝達よりも参加者の共同・協働が目的とされます。

セミナーとワークショップでは参加者の役割も大きく異なるため、目的に合わせて企画を組み立て、周知することが必要です。

セミナーのメリット・デメリット

セミナーは参加者の知識を深めるために効率的な学習方法です。一方で、セミナーを継続的に開催するには費用対効果を考えて効率的な運営をする必要があります。また、参加者が受動的になりやすいため、価値のある体験を作り出したり、考える機会を与えることが重要です。

セミナーのメリット

専門的な題材に関する知識の共有やレクチャーを目的としている場合、セミナーによる講師から受講生への一方向的な情報伝達が効果的です。

例えば、最近ではITツールの導入やDXに関するセミナーが多数開催されています。企業内にITの専門知識を持った人材がいない場合、外部から講師を招いて知識の伝達をしてもらうことで、担当者が知識を身に着けることができます。

また、セミナーの内容を自社商品のPRに結びつけることで、講師やセミナー主催者側にもメリットがあります。参加者を商品やサービスの見込み客に変えることで、収益をあげることが期待できるのです。セミナー参加者は特定のテーマに関心が強い人達であるため、不特定多数に広告を出すよりも成約に繋がる可能性は高いでしょう。

講師は知名度のある人を起用することで集客をしやすくなりますが、専門的内容である場合は自社の担当者が務めることもできます。士業の場合は、自分自身が主催してある程度の時間講師も担当することで、相談や資料請求、依頼を獲得できる可能性があります。

セミナーで講師を担当する実績を積めば、自身のブランディング向上にも繋がります。自身の経歴を紹介する際にセミナーの様子を使用したり、セミナー自体を商品化することで、ビジネスの幅を広げることが可能です。

セミナーのデメリット

セミナーは集客が難しい点が大きなデメリットとなります。セミナーの集客ノルマを満たすためには、webサイトだけでなく、SNSや広告の出稿など、複数の広報・周知施策を組み合わせ、効率的に参加者を集客していかなければなりません。

集客ノウハウがなければ、せっかく会場を押さえてもほとんど参加者がいないことになりかねません。講師にインフルエンサーなどがいる場合、講師自身に周知してもらうことで大きな集客効果が見込めます。一方で、ニッチな分野に関するセミナーなどでは会社の事業担当者など著名人ではないケースが多いため、セミナー開催以外にもコストがかかる可能性があります。

また、セミナー開催後はマーケティングなどの効果測定が重要になりますが、1回限りのセミナーでは信頼性の高いデータが得られません。そのため、適切なマーケティング施策を実施するには複数回継続的に、低コストで集客から開催までを行う必要があります。

最後に、セミナーは受講者が実際に手を動かしたり、参加者同士が共同で作業する機会は少ないため、どうしても座学中心になりがちです。受講者にいかに価値のある体験を提供できるかがポイントになるでしょう。

ワークショップメリット・デメリット

ワークショップは参加者が主体的に学ぶことで座学では得られない体験ができることが魅力です。一方で、ワークショップは自由度が高いため、時間内に目的が達成できるとは限りません。様々なケースを想定して進行管理をする能力が求められます。

ワークショップのメリット

ワークショップの最大のメリットは、なんと言っても参加者が体験を通して主体的にテーマについて学ぶことができることでしょう。講師が一方的に説明する場とは異なり、参加者が退屈する時間を減らすことができるため、満足度の高い体験を提供できます。

また、専門家から話を聞くだけのセミナーとは異なり、ワークショップはテーマついて実践を通じて学ぶことができ、知ったつもり・わかったつもりを防止し、より深い学習を可能にします。

社員向けの研修では、ワークショップにより共同で作業を行うことで、コミュニケーションを促進する効果もあります。新人研修で業務に関係するワークショップを行えば、同期の絆も強化されるでしょう。

ワークショップのデメリット

ワークショップはセミナーよりも自由度が高いため、あらかじめスケジュールや時間に関するマネジメントをしないと目的を達成できないまま終わってしまう可能性があります。ワークショップはセミナーと異なり明確なゴールを設定しづらいことも多いため、場合によっては複数のゴールを設定しておくと良いでしょう。

また、参加者に顔見知り同士がいないワークショップでは、議論や作業時に会話が発生しづらくなります。コミュニケーションを促進するために、ファシリテーターが各チームに積極的に話しかけたり、リーダーを任命してにコミュニケーションを促進させる役割を担わせるなど、会話をしやすい環境を整えることも重要です。

セミナーの活用事例

セミナーを有効活用している企業やプラットフォームの事例をご紹介します。

リクルートマネジメントソリューションズの人事担当者向けセミナー

株式会社リクルートマネジメントソリューションズでは、経営層や人事担当者に対するセミナーを高頻度で提供しています。企業担当者向けセミナーでは、参加者のキャリアに応じて内容を変えることが大切です。

例えば、リクルートのセミナーでは、「新人マネージャー」、「若手」、「人事担当者」、「部長以上」、「経営者」など役割やキャリア別にきめ細かなセミナーを用意しています。

海外海外ウェビナーとして人気のeLearning Brothers

従来のセミナーでは会場を押さえて参加者を集め、現地で学習が行われてきました。しかし、コロナ禍でセミナーの開催方法も変化が求められるようになっています。

そこで注目されているのがウェビナーです。ウェビナーはウェブとセミナーを掛け合わせた造語であり、ウェブ上で開催されるセミナーのことを言います。GoToStageでは100万件を超えるウェビナーが用意されており、リアルタイム視聴はもちろん、過去に開催されたウェビナーをアーカイブとして閲覧することも可能です。

ウェビナーは通常のセミナーよりも参加するハードルが低く、自宅にいながらZoomなどのWeb会議サービスを利用して参加できるため、今後は主流なセミナー形式のひとつになるでしょう。

ワークショップの活用事例

続いて、ワークショップを積極的に導入している企業や団体をご紹介します。ワークショップはセミナーより自由度が高く、参加者のコミュニケーションが重視されます。そのため、カードゲームなどさまざまなツールを利用して参加者間のコミュニケーションを促進するのも手です。

カードゲームで理解を促進させる「2030SDGs」

一般社団法人イマココラボでは、SDGsの17の目標や価値観を知ってもらうことを目的に、カードゲーム「2030 SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」を用いたワークショップを開催しています。

このカードゲームでは、限られたお金と時間を使ってプロジェクト活動を行い、最終的にゴールを達成するというルールのもと、各プレイヤーが自分のプロジェクト活動を進めます。このカードゲームは企業や自治体、学校などに導入され、プレイされています。

このように、ワークショップではゲームなどを通じてコミュニケーションを活性化することも重要です。カードゲームやアイスブレイク用のミニゲームなどを用い、チーム内の会話が活性化するような仕掛けを用意しておきましょう。

富士通のオンラインワークショップ

富士通ではニューノーマルの時代を見据え、目的に合わせた2つのワークショップメニュー

を提供しています。

1つは、「自分たちが目指す未来の働き方を描く」ことを目的としたワークショップです。このワークショップでは「アイデアカード」を用いながら、働き方のアイデアや個人の価値観、考え方を参加者同士で共有します。さらに、そのカードをグループ化しながら、参加者が働き方改革に求める「将来ビジョン」を可視化します。

2つ目は、「今すぐできる働き方改革を考える」ことを目的としたワークショップです。1つ目のワークショップに比べて、より具体的な施策に導くための活動を行います。参加者が持つ働き方のアイデアなどを共有しながら、取り組む施策のコンセプトを参加者で選定していきます。選定された施策の実現に向けて、参加者の方針に照らし合わせながら、施策の実現方法を検討、具体的な簡易ロードマップを作成します。

富士通では具体的なワークショップの流れも公開しています。まずはオープニングと挨拶、自己紹介をし、続いて富士通の「プレゼンテーション」として働き方改革の自社実践事例が紹介されます。

その後、参加メンバー全員で意識を共有する時間が設けられ、ディスカッションの内容から働き方のコンセプトを発見、可視化するステージへと移行していきます。

また、ワークショップ実施後にはワークショップの担当営業から、「ワークショップ成果物」「開催報告書」「お客様アンケート」が提供されます。これらの提供物は参加者が今後働き方改革を推進するために活用することができます。

このように、ワークショップでは段取りを決め、アイスブレイクなどコミュニケーションを促進するステージと、その後のまとめ、可視化のステージ、ワークショップ実施後の参加者へのフォローアップまで用意することが理想的です。

シェアオフィスでのセミナー・ワークショップ

セミナーやワークショップを開催するには、あらかじめ場所を押さえておかなければなりません。参加者が大勢いる大規模なものでない限り、高額な貸会場を予約するメリットはあまりありません。

特に、貸し会議室は予約申請などの手間がかかるため担当者の負担が増えるというデメリットがあります。公民館などの公共施設では利用料は安いものの、先客で埋まっていることも多く、定期的な開催には向いていません。

そこで有効活用できるのがシェアオフィスです。シェアオフィスの中にはセミナーやワークショップに対応したスペースやスタジオが用意されており、短時間、格安で利用することができます。

また、シェアオフィスであれば普段利用しているオフィス内でセミナーやワークショップができるため、スタッフの移動や道具の持ち運びなどの負担も軽減できます。機材も日頃から使っているものであるため、チェックの時間が短縮できます。

場所によっては撮影や録音など専門的な機材が揃ったスタジオが併設されているシェアオフィスもあるため、開催するセミナーやワークショップの内容にあわせて契約するオフィスを選んでみてはいかがでしょうか。

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