株式会社はたらクリエイト取締役柚木氏が語る、これからの地方とシゴト

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新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、日本でも従来の働き方が見直されるようになりました。その中でも大きな社会の変化として、在宅勤務などのリモートワークの普及があげられます。これまではオフィスに出勤して働くことが当たり前でしたが、リモートワークによって多くの就労者が在宅勤務などオフィス以外の場所から仕事ができるようになりました。

また、都心に拠点を置いている企業が地方にオフィスを移転する現象も見られます。働き方を考える上で都心と地方の関係を見直す時期が来ているのかもしれません。

今回インタビューさせていただいたのは、長野県上田市と佐久市の2拠点にオフィスを構える株式会社はたらクリエイトの取締役である柚木真さん(@Shin_Yuno)。インタビューでは、長野での働き方について詳しく伺います。

目次

長野との縁は大学時代、そこから「ワクワク」を求めて再び長野へ

柚木さんは東京都新宿区で生まれ育ち、大学時代に信州大学へ進学するため長野に初めて移住します。勉強が楽しいと感じた柚木さんは、東京大学大学院へと進学した後、新卒で株式会社ニトリに入社します。

その後、3年弱で同社を退社し、2014年に長野県に移住。株式会社はたらクリエイトの立ち上げに参画。2020年には子会社となる株式会社TSクラウドも立ち上げ、現在では代表取締役も兼任しています。まずは柚木さんと長野の縁や現在のお仕事について伺いました。

ーーはたらクリエイトさんも長野に拠点を構えていますが、柚木さん自身が長野で働くようになった経緯を教えてください。

柚木:生まれは東京で、長野に縁があったのは大学時代なのですが、学生当時は移住という感覚はあまりなく、あくまで学生の間の引っ越しという感覚でした。子どもの頃から長野に遊びに行った際の良いイメージがあったため、長野の大学を選んだんです。

その後は大学院に進学したため東京に戻り、ニトリに入社しました。ニトリに入社してからは「安定しすぎている」という感覚を持つようになり、退職後に長野に引っ越しました。社内で今後どのようなキャリアを歩んでいくのかイメージできてしまったことも退職理由のひとつです。

確かに安定したキャリアではあるけれども、「アドベンチャー感」が足りない。すでに出来上がってしまった会社の中では、ヒリヒリする冒険が少なそうでした。安定を求める人もいるけど、私としてはもう少しリスクの高いことにチャレンジする環境がほしかったんです。

ーー当時はコロナ前でテレワークも今ほど普及していなかったと思います。東京から地方に移住してビジネスをすることはなかなかチャレンジングだったのでは?

柚木:そうですね、ニトリを辞めた当初は、周囲の人々からは「なんで?」と口々に言われました。東京出身ですし、成長中の大手企業に勤めていたわけですから、周りから見たら将来安泰だと思われていたのでしょう。ただ、私としては安定しすぎていて、周囲との意識のズレがありました。

また、その当時私はまだ26歳だったので、2年間くらい長野で仕事をして、だめだったら東京に帰れば良いと考えていました。失敗できるうちにチャレンジしてみようと思ったんです。その意味では、早めに辞めて新しい地で機会を求めたのは正解でした。

東京での仕事を辞めてから、最初は長野県の松本市に行き、コワーキングスペースを立ち上げるというWeb制作会社に関わっていました。ただ、そこにずっといたかったというわけではなく、長野で知り合いをつくることができればいいなという狙いもありました。仕事をしながら転職先も探しているというイメージですね。

と言うのも、長野の仕事は必ずしもWeb上で見つかるとは限らなかったからです。東京であれば多くの仕事をWeb上で見つけることができるのですが、ピンとくる長野の仕事は当時Web上では見つかりませんでした。そこで、長野で知り合いをつくることにしたんです。

ーーその後、仕事をしながらはたらクリエイトの立ち上げに参画することになるのですね。はたらクリエイトでの仕事が始まってからは、どのような働き方になりましたか。

柚木:はい、松本市で仕事をしていた2年間のうちに今のはたらクリエイトの代表と出会い、面白そうだと思って上田市に引っ越して参加することになりました。当時のメンバーは上田市で仕事をしていたので、私も上田市に引っ越してチームに加わります。

ニトリ時代とは違って、レールが敷かれていない感じがしてとても楽しいですね。当時は従業員でしたが、今は経営者なので、勤務時間や残業などの概念がなくなり、息をするように働いている感覚に変わりました。

休み方も東京にいる頃とは変わりました。東京にいたときは買い物に行ったり、アミューズメント施設に出かけたりしましたが、やっぱり「消費者」として過ごしている時間が長かったなと感じています。衝動買いなども結構していた気がします。結局ストレスを発散するためには、自分が消費者としてお金を支払って何かを得ることしか考えられなかったんだと思います。

長野に移り住んでからは、消費するよりもつくる側にまわることが多くなりました。例えば、週末みんなでサウナの組み立てを頑張ったとか、お客さんが東京から遊びに来てくれるから地元を案内するとかですね。あとは、行政とも仕事をしていて、上田市への移住を検討している方に市内を案内するなど、地元に密着した仕事もしています。

今となっては、オンとオフを切り替えるという考えがなくなりました。メンタル面も大分フラットになりましたね。日曜日の夜に「明日から仕事か」という憂鬱な気分に襲われることも、ほぼなくなったと思います。

身近な社会課題をビジネスに転換しやすいのも地方ならでは

最近、企業がオフィスを地方に移転するケースが増えています。新しいキャリアを求めて長野に移り住んだ柚木さんは、地方にどのようなビジネスチャンスがあると考えているのでしょうか。

また、はたらクリエイトの従業員はほとんどが女性だと言います。彼女たちの多様な働き方を実現するために、会社としてどのような取り組みをしているのかも伺いました。

ーー充実した長野ライフを過ごされているんですね。最近ではコロナの影響もあり、都心にオフィスを構える企業が地方に拠点を移す事例も増えてきました。企業が都心から離れたところにオフィスを構えるとどのようなメリットがあると考えますか。

柚木:個人としては、会社への通勤時間が短くなったことですね。自宅は会社まで徒歩5分のところにあるので、仕事とプライベートが一体化しています。これは私が理想としていたところなので、とても有難いです。

経営者の立場から言うと、固定費が安くなる、事業継続性が高まるということが言えると思います。東京だとコロナや震災などのリスクも大きいため、リスクを分散させておくためにも地方にオフィスがあることはメリットが大きいかなと思います。

また、地方では東京にはなかった社会課題を発見できることも多く、ビジネスチャンスだなと思えることもあるんです。事業規模は小さめになるかもしれませんがが、面白味のある事業が展開できます。

私が長野県に来てから出会った地域課題として、「女性の就労課題」というものがありました。新卒で正社員として就職をしても、出産のタイミングで仕事を辞めてキャリアが断絶してしまう女性が多く、地方は都会と比べて、復帰後の働き方の選択肢が少ない。これは取り組みがいのある課題だなと感じました。この課題を解決することができれば、社会をより良くすることができると思い、そこから会社の事業を展開しているんです。

ただ、実のところ最初はこの課題に対して、個人的にピンときていませんでした。私自身、当事者でなもなければ、身近な人がそのような課題を抱えていなかったため、自分事になりにくいなと。でもこの課題を深く理解するほど、自分の時間を使いたいと思うようになりました。

ーーなるほど。はたらクリエイトさんでは女性の比率が非常に高いですよね。どのようなバックグラウンドの従業員さんが多いのでしょうか?

柚木:そうですね、弊社の従業員は約95%が女性です。従業員は120人くらいいるんですが、男性は私と代表を含めて4人だけです。従業員のマインドとしては、仕事を通じて社会とつながっていたい、子育て中でも仕事をしてキャリアを積みたいという人が多い印象です。

従業員のうち長野県出身の人は半分くらいです。長野県出身者についても、ずっと長野にいる人はあまり多くありません。進学や就職を機に地元を離れ、結婚や子育てを機に帰省したUターン組が多いです。県外出身者はパートナーの都合で、もともと縁のない長野県に引っ越してきた方などが多く、自分で上田に住む選択をした人はそれほど多くないことが特徴です。

パートナーの転勤などが理由で長野に移り住んできた人の場合、自分にとって縁のない土地では話し相手もおらず、一人で子育てをしていると精神的にも塞ぎこむことが多いそうです。そういった点では、似た境遇の女性が多い弊社は話し相手が見つかりやすく、コミュニティとしても機能しています。

また弊社では、ライフステージにあわせて働き方を柔軟に選べるようにしています。リモートワークはもちろん、職場で悩みを相談しやすい環境が整っているため、精神的な安定につながると思っています。

ーー従業員さんも働きやすい職場なんですね。リモートワークとおっしゃいましたが、はたらクリエイトさんで在宅ワークはどのように利用されているのですか?

柚木:在宅ワークは雇用形態によって決まっており、「有期パートタイマー」以外の方で、業務上差し支えない場合に承認しています。もちろん、災害時などは全員が在宅ワークに切り替えるときもあります。

また、在宅ワークを承認しているメンバーも、週に1回は会社に出社してもらっています。やっぱりZoomなどのビデオ会議ツールだけだと、仕事の話しかできないことが多いんです。立ち話や雑談のようなコミュニケーションが減ってしまうので、これはルールとして決めています。

株式会社はたらクリエイト
株式会社はたらクリエイト |「はたらく」をクリエイトすることで仕事を楽しむ人を増やす 「仕事でしあわせになる」を経営理念に、長野県上田市・佐久市で本質的な女性活躍推進の実現に取り組んでいます。女性がキャリアを積みにくい地方特有の課題解決を目指し、...

また、弊社は女性従業員がほとんどですが、実は「会社に出社したい」というニーズも高いんです。「自宅じゃないところで仕事がしたい」「普段の生活と切り離して頭を切り替えたい」という声を聞きます。子どもの病気など、家庭の事情があれば休むこともできますし、テレワークでも働けます。在宅ワークだけを推奨しているわけではなく、従業員さんのライフスタイルに合わせられるように働き方の選択肢を増やすことが目的です。

はたらクリエイトは勤務時間をとても緻密に付けてもらっていまして、それぞれのタスクに対する稼働時間とアウトプットを可視化し、生産性を測ることができる仕組みになっています。リモートワークだと「従業員がサボっているのではないか」と気にする会社もあると聞きますが、弊社は「生産性が下がっている」ことは「そこに困り事があるサイン」だと捉えて、一緒に課題解決できるよう向き合っています。

リアルなオフィスには「発見」がある。フルリモートでもコミュニケーションを絶やさない

リモートワークやフレックスタイム制など、従業員の柔軟な働き方に対応しつつも、オフィスでのリアルなコミュニケーションも大事にしたいという柚木さん。リモートワークではできないコミュニケーションが会社の長期的な運営には重要になってくると話します。

日本でもリモートワークが普及しつつある中、コミュニケーションに課題を感じている会社も多いはず。そこで柚木さんに、はたらクリエイトでのリモートワークの課題やその解消法について詳しく伺いました。

ーー在宅ワークによってどのようなコミュニケーションが難しいと感じますか。また、オフィスに来てもらうことでどのようなメリットがあると思いますか。

柚木:在宅ワークでは仕事以外の話が格段に減ると感じています。オフィスでは従業員と一緒にお昼ご飯を食べたり、社内にあるキッチンで立ち話をしたりすることがあります。リアルな会話では、チャットやミーティングをするほどでもないけれど実は関係性を築くために重要なコミュニケーションがされており、それはリアルなオフィスがなければやりにくいことです。

また、オフィスでのコミュニケーションは偶発的な出会いや発見が起こる確率を上げるとも感じます。みんながバラバラな環境で集中して働いていると、業務は効率的に進むと思いますが、「想像できない可能性」がそこにあるかと聞かれるとわからない。それぞれの会社にもよりますが、フルリモートは「早く成果を出す」ための短距離走は得意だけれど、「長く遠くへ行く」ための長距離走は苦手なのかなと思います。

ーー最低でも週に1回はオフィスに来てほしいとのことですが、それでも個人の事情でフルリモートにならざるを得ない方もいらっしゃるそうですね。そのような方にはどのような仕事の割り振りをしているのでしょうか。

柚木:はい、フルリモートで勤務している従業員もいますね。前までオフィスの近くに住んでいた従業員が、パートナーの都合で遠方に引っ越してしまう場合も、フルリモートで勤務を継続できるようにしています。

パートナーが定期的に転勤している場合は、数年前から予想することができます。そのため、数年以内に転居が見込まれる方には、先を見越してフルリモートでもできる業務を担当し、スキルを身に付けてもらうことにしています。例えば、ライターの仕事をお願いするのであれば、転勤までに仕事を極めてもらい、数年後の転居時にスムーズなリモート勤務への移行ができるように体制を整えておきます。

私たちも、ともに成長してきた従業員と長く一緒に働きたいですし、できるだけパートナーの転勤などのやむを得ない都合で、彼女たちのキャリアの断絶をさせたくないと思っています。そのためにも、従業員の数年後を見越したキャリア形成を一緒に考えていく必要があるんです。

ーーなるほど、あらかじめ将来的にフルリモートにる従業員さんを考慮して、仕事をアサインしているんですね。では、彼女たちがフルリモートになった後に何か課題を感じることはありますか。

柚木:以前、弊社のスタッフブログでも、フルリモート勤務をしているスタッフの課題について記事にしています。やっぱりコミュニケーション量が減ってしまうことが一番の課題ということで、定期的にフルリモートメンバーで集まってお話をするようにしています。

また、フルリモートだとオフィスの様子がわかりづらく、現場と意識の乖離が生じてしまうこともあります。そこで、上田オフィスと佐久オフィスそれぞれに大きなモニターを設置し、常時Google meet(オンライン会議ツール)でつなぐことで、お互いのオフィスの様子を確認できるようにしています。オンラインでオフィスを拡張しているような感覚ですが、これについては、まだまだ改善の余地があると考えています。

個人的な取り組みとしては、フルリモートのメンバーとビデオ会議ツールでお話する機会を増やすようにしています。実際はチャットでも済むような内容のことも多いのですが、あえて顔を合わせて話し、雑談も含めて積極的にコミュニケーションするようにしています。

フルリモートとのスタッフのコミュニケーションをはかるため、リモートランチ会を開催

狙いは会社のファンになってもらうこと。一般的なWebマーケティングよりも会社の魅力を発信することが大事

佐久オフィスでは自然豊かな立地を生かして、都市部のオフィスにはない自然体験ができるスペースが設けられています。話によると、東京からのお客さんを佐久オフィスに案内するととても喜ばれるのだとか。

佐久オフィスのこのような取り組みにはどのような狙いがあるのか、柚木さんに聞いてみました。

ーー佐久オフィスにはサウナがあったり、テラスではバーベキューなどもできるとのこと。佐久オフィスは単なる仕事場というだけでなく、他にも色々な狙いがあるのでしょうか。

佐久オフィスに併設されたテラスではミーティングやバーベキューが行われる

柚木:佐久オフィスを開設した理由のひとつは、単純に業務量が増えてきたことでしたが、もうひとつは佐久から上田に通っていた従業員の通勤時間を短縮したいという理由もありました。家賃や敷地面積などの条件などを考えた結果、中心部から離れたところになってしまったので、当初はお客さんをご案内することもあまり多くありませんでしたね。経営層が上田オフィスを中心に仕事をしていたことや、外部の人が出入りしない閉鎖的なコミュニティになってしまっていたことから、佐久オフィスのあり方にも課題を感じていました。

そんな中、佐久オフィスにたまたま遊びに来ていた隣町の知り合いから、「テラスや焚き火ができるスペースがあれば良い」と提案があり、これがきっかけで焚き火やバーベキューができるテラスを設置することを決めました。最初は単なる2つ目のオフィスとして考えていましたが、次第に佐久オフィスを経営戦略としてアウトドア化していくようになります。

佐久オフィスが現在のようになってから、様々な利点がありました。地方の田舎にオフィスを構えて面白い取り組みをしていると、東京など都心からお客さんが来てくれます。ある会社の経営者さんは、「御社に何が発注できるか考えてきます」と発注前提でお話をしてくださいました。また、クライアントを佐久オフィスに招いて、オフィスや社内制度の案内をすることが増えました。これによりクライアントとの関係性がより深まったり、サービスに対するエンゲージメントが向上しているように感じます。会社の取り組みに興味を持っていただき、お互いのことをよく知れると、末永いお付き合いに発展していきます。

佐久オフィスはある意味「田舎のとがったオフィス」ということもあり、東京のお客さんから見ても「来る理由」があります。会社としても、自社のファンをつくるという目線を大事にして戦略的にオフィスを発展させています。

ーー人材確保の観点から、佐久オフィスの取り組みはポジティブな影響がありましたか?

柚木:はい、非常に良い影響がありました。例えば、パートナーの転勤もしくは移住で佐久市周辺に来た方が弊社を見つけて応募してくれることが増えているように感じます。

在職が120人くらいですが、今まで一度もお金をかけて採用をしたことがありません。人材を獲得する上では、我々の戦略はブルーオーシャンなのだと実感しています。

はたらクリエイトの仕事はある意味とても非効率。お客さんの課題解決にひとつひとつ寄り添っていく

最後に、柚木さんに運営しているサービスの詳細について伺いました。業務委託のチームを編成しクライアントの課題を解決していくサービスは数多くありますが、はたらクリエイトのサービスは何が違うのでしょうか。

また、リモートワークが広まった今後の労働市場で、働き手から選ばれる会社になるための要素についても伺いました。

ーー最近では、社外に専属チームをつくる感覚で様々な仕事をアウトソーシングできる「banso.」というサービスをリリースされていますね。他のアウトソーシングサービスとの違いを教えてください。

現在クライアントのほとんどが首都圏の企業様ですが、「長野チーム」と呼ばれることが多く、クライアントの社内の一つの拠点として長野にあるような感覚を持たれるようになってきました。そうなってくると、受注・発注の関係を超えて、1つのチームで仕事をしているような感覚になってきます。この「一体感」が他のサービスとは大きく違う要素かなと思います。

サービス内容の特徴としては、自分たちのサービスは「これはできません」とあらかじめ言うことはあまりありません。他のサービスだと、商品をパッケージ化していくんですよね。例えば、デザインだとか採用サポートだとか、あらかじめパッケージ化して、そこに当てはまる顧客をどんどん取っていくことをしています。このやり方が間違いと言うわけではなく、企業として大きくなることを目指すのであればそれが正解なんだと思います。

一方で、私たちはあえてパッケージをつくっていないんです。まずはそのクライアントが何に困っているのかを聞いて、そのクライアントのためのサービスを1個ずつアレンジしていくイメージですかね。今は25社くらい契約しているのですが、それぞれやってることが違います。こちらからあらかじめ可能性を狭めるのではなく、クライアントの相談に乗った上で「一緒にこういうことをやりませんか」と提案していくこともあります。

ーー最後に、企業を経営される立場として、優良な人材に選ばれる会社になるにはどのような要素が必要だと考えていますか。

テレワークなど多様な働き方が許容されている会社じゃないと生き残ることができない、選ばれないと思います。これは会社の存続に関わることで、労働人口が減っていく中で業務効率化だけでは間に合わない。優秀な人を確保するためには、会社の働き方の柔軟性を整備する必要があると思います。

東京と地方を自由に行き来できるような、場所に縛られない働き方を考えることが会社にとっては必要不可欠でしょう。今後も新しい働き方の選択肢を増やしていきたいと考えています。

(取材・執筆:江連良介)

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